生殖生理学・内分泌学分野:征矢野 清(そやの きよし)
プロフィール研究内容研究業績大学院生募集

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プロフィール

 

征矢野 清

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095-850-7701
095-840-1881
soyano@nagasaki-u.ac.jp


長崎大学環東シナ海海洋環境資源研究センター 教授
専門分野:生殖生理学・内分泌学
所属学会:
  

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 経 歴 

1962年5月1日

 信州松本に生まれる。大自然の中でのびのびと育つ。5歳(たぶん)の頃、初めて海を見る。信州とは別の世界を知り、以後、海への憧れを抱くようになる。

1981年3月  長野県松本深志高等学校を卒業。夢を抱いて東京へ出る。ただし浪人生として。人と物にあふれた東京の冷たさと悲しさと淋しさと、そして若者を襲う誘惑にとてつもない魅力を感じながらも、1年で東京の生活に別れを告げる。
1982年4月  北海道大学水産系入学。浪人中、テレビドラマ「北の国から」の影響を受け、なんとしても一度は北海道で暮らしてみたいと思うようになる。海への憧れもあり、北大水産学部を選択する。
1985年4月  北大水産学部淡水増殖学講座へ入り、山内晧平先生のもとサクラマスの銀化に伴う生理変化について卒業研究を行う。
1988年4月  この間いろいろあって、ようやく北海道大学大学院水産学研究科修士課程入学。サケ科魚類の性成熟と甲状腺ホルモンの役割について研究を始める。
1990年4月  北海道大学大学院水産学研究科博士後期課程入学。修士の研究を継続して実施する。
1993年3月  北海道大学大学院水産学研究科博士課程修了。博士(水産学)を授与される。学位論文「サケ科魚類雌の性成熟に及ぼす甲状腺ホルモンの作用に関する研究」。
1993年4月  財団法人水産科学研究奨励会研究員として北大で研究を継続。合成ペプチドを用いたNa,K-ATPaseの抗体作成を行う。
1993年10月  長崎大学水産学部助手に採用される。水産増殖学研究室に配属となる。北海道より西の果て長崎に飛ぶ。「アユの産卵と環境」「ハタ科魚類の人為的排卵誘導」などの研究を開始する。
1997年4月  長崎大学水産学部附属海洋資源教育研究センター助教授となる(現在に至る)。
1999年4月  海洋資源教育研究センターが長崎市多以良町に移転する。これに伴い、文教町キャンパスから新センターに移る。

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研究内容

魚類の生殖腺発達や成熟過程を明らかにするために、組織学的・内分泌学的・生理学的・分子生物学的手法を用いて研究を進めている。また、性成熟に関わる諸現象は、生息環境と深く関わることから、性成熟の開始や抑制、最終成熟や産卵行動などと環境との関わりについても研究を行っている。

 ■現在進めている主な研究とその概要

魚類の性成熟に関する生理学的・内分泌学的研究
 主に南方系魚類の生殖腺発達と成熟過程の解明を進めている。生殖腺の発達や成熟過程、生殖周期が明らかにされている魚種は少ない。人工種苗生産や人工繁殖などを行う際、対象魚種の生殖腺発達に関わる生理学的知見は不可欠である。そこで、マハタ、オニオコゼ、メバル、トビハゼ、などの性成熟過程と内分泌変化を調べている。
 関連する卒業論文・修士論文・博士論文:
   ・長崎県におけるメバルの生殖周期
   ・アオリイカの生殖腺発達
 関係する助成金等:
   ・
   ・

魚類の性成熟に及ぼす外部環境要因の役割
 魚類の性成熟は水温・日長・潮汐・月周期・密度・産卵基質など様々な化学的・物理学的・生物学的な環境の影響を強く受ける。我々はこれら様々な環境要因と性成熟の関係を明らかにするための研究を行っている。水温や光周期を調整可能な飼育設備を用いて人為的に調整した環境下で魚類の飼育実験を行うとともに、天然環境下における情報を得るためフィールドにおける調査も実施している。対象生物はトビハゼ・カンモンハタ・アユなど。
   ▲オーストラリアサンプリングの写真
   沖縄サンプリングの写真
 関連する卒業論文・修士論文・博士論文:
   ・環境特性の異なる湖沼間でのブルーギルの繁殖生態の相違
   ・カンモンハタの月周期に関連した産卵生態
   ・胎生魚の性成熟に及ぼす水温の影響
   ・トビハゼの生殖腺発達及び退縮を制御する環境要因
 関係する助成金等:
   ・平成15~16年度科学研究費補助金;基盤研究(C)
    「月周期と同調したカンモンハタの成熟・産卵に関する行動生理学的研究」
     (研究代表者)
   ・平成12~14年度科学研究費補助金;基盤研究(B)
    「亜熱帯オセアニアのマングローブ湿地におけるムツゴロウ・トビハゼ類の生存戦略」
    (研究分担者)

魚類の人工種苗生産技術の開発
 魚類の種苗生産技術を向上させるため、ホルモンを用いて人為的に排卵を誘導させ、良質の卵を安定的に確保するための研究を行っている。現在は、マハタ・オニオコゼを対象として、ホルモン投与方法や人工授精技術の検討を進めている。
 関連する卒業論文・修士論文・博士論文:
   ・Molecular cloning and physiological study in the reproduction of grouper
   ( マハタEpinephelus septemfasciatus の生殖腺刺激ホルモン(GtH) 遺伝子の
    クローニングと性成熟に関する生理学的研究)
   ・オニオコゼの種苗生産技術の開発
 関係する助成金等:
   ・
   ・
魚類の生殖現象に及ぼす環境ホルモンの影響
 環境ホルモンと呼ばれる化学物質は生物の体内に取り込まれると、内分泌系に影響を与え、特に生殖現象をかく乱する。わが国でも大都市部周辺海域や都市部あるいは工業地帯に隣接する河川湖沼において、環境ホルモンが原因と思われる生殖異常が、複数の魚種で見つかっている。我々はボラ・トビハゼを調査対象生物とした野生生物に及ぼす環境ホルモン汚染の実態調査を進めている。
 関連する卒業論文・修士論文・博士論文:
   ・Estradiol-17β投与濃度が魚類の生殖腺に及ぼす影響
   ・環境ホルモンが胎生魚カダヤシGambusia affinis 仔魚に与える影響
 関係する助成金等:
   ・平成15~17年度科学研究費補助金;基盤研究(B)
    「ボラを調査対象生物とした東シナ海沿岸域における環境ホルモン汚染の実態調査」
     (研究代表者)
   ・平成13~17年度科学研究費補助金;基盤研究(S)
    「 有明海の環境変化が漁業資源に及ぼす影響に関する総合研究」(研究分担者)
   ・平成14~15年度科学研究費補助金;特定領域研究
    「内分泌かく乱物質が魚類の生殖に及ぼす影響の機構解析」(研究分担者)
   ・平成11~12年度科学研究費補助金;基盤研究(C)
    「胎生魚の胎児及び産仔魚に及ぼす内分泌かく乱化学物質の影響」(研究代表者)
   ・平成10年度昭和シェル石油環境研究助成金
    「内分泌攪乱化学物質の魚類生殖現象に及ぼす影響評価」(研究代表者)

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業績

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大学院生募集

博士前期・博士後期課程の大学院生を募集します。
研究内容は以下の通りです
南方系ハタ科魚類の成熟と産卵に
 関する生理学的研究
特に水温上昇と成熟の開始や産卵と月周期との関係について、生理学的・内分泌学的研究を行う。
トビハゼの成熟産卵機構の解明 生殖腺の発達・産卵・孵化とそれに関わる環境要因との関連を含め、トビハゼの成熟産卵メカニズムを調べる。
イカの成熟と生殖腺の発達を統御
 するホルモン作用に関する研究
イカの生殖腺発達様式や生殖周期、また、内分泌系について研究を行う。
 本研究室は生理学・生化学・内分泌学・組織学的手法を用いて、魚類の生殖現象を解明する研究を進めています。ただし、本当の生理現象を知るためには、対象となる生物の生きた姿を知る必要があります。そのため、実験室内で行う実験の他、野外での魚類サンプリングや飼育実験を重視しています。目指すは、魚類の生殖・繁殖を解明するための生理生態学です。
 詳しくは、メールsoyano@net.nagasaki-u.ac.jpあるいは電話(095)850-7701で問い合わせください。

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